産業廃棄物収集運搬業務の効率を高める方法:業界動向・市場規模・課題・DX推進事業まで解説
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産廃コンテナとは?種類・サイズ(2㎥〜8㎥)・料金・飛散防止シート・入れてはいけないものまで解説
産業廃棄物は、廃棄物処理法により排出事業者が責任をもって保管・収集運搬・処理を行うことが義務付けられています。
近年ではさまざまな分野において環境への取り組みが注目され、今後産業廃棄物の管理はより厳しくなっていくでしょう。
そんな中、産業廃棄物の保管場所として、あるいは収集運搬する際の入れ物として排出現場で必要不可欠となるのが産廃コンテナとはどのようなものかを正しく理解することです。
「産廃コンテナ サイズはどのくらいですか?」
「産廃コンテナ サイズ 2㎥・3㎥・4㎥・産廃コンテナ 6㎥サイズはどのくらいですか?」
「産廃コンテナ飛散防止にはどんな方法がありますか?」
「産廃コンテナカバー・産廃コンテナ ネット・産廃コンテナ蓋・産廃コンテナシートの違いは?」
「産廃コンテナに入れてはいけないものは?」
「産業廃棄物コンテナ 料金はどのくらいですか?」
本記事では、産廃コンテナの種類・産廃コンテナ サイズ・保管方法・収集運搬業者によるコンテナの管理方法などについて解説します。
< 目次 >
産廃コンテナとは
産廃コンテナとは、産業廃棄物を入れておくための大きなゴミ箱のようなものです。
「ゴミ箱」と言っても造りは非常に頑丈で、金属製で組み立てが可能・積み重ねや固定に適した装具があり、繰り返し利用できることが条件となっています。
大規模な作業現場の場合、産業廃棄物が排出されるたびに産業廃棄物処理業者に持ち込んだり収集運搬を依頼したりすると、その都度コストが発生してしまいます。
それを防ぐために、ある程度の量の産業廃棄物が溜まるまで保管し、一定量に達してから処理するのが産廃コンテナとはどのような目的で使われるものかを示す良い例です。
産廃コンテナの種類と産廃コンテナサイズ
産廃コンテナには、大きく分けて「フレキシブルコンテナバッグ」と「脱着装置付きコンテナ車(バッカン)」の2種類があります。
フレキシブルコンテナバッグ
フレキシブルコンテナバッグは「フレコン」とも呼ばれる、化学繊維で作られた袋状の入れ物です。
主にポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)など非常に丈夫な素材からできており、クレーンで持ち上げる際に破れてしまうことはありません。
金属製のコンテナに比べると非常に安価で、使わない時は折り畳んで保管ができるというのもメリットです。
産廃コンテナサイズ(フレキシブルコンテナバッグ)
産廃コンテナサイズとして、フレキシブルコンテナバッグは約1㎥・最大耐荷重1tのものが主流となっており「トンバッグ」や「トン袋」などと呼ばれている場合もあります。
500×900mmの小型タイプから1,300×1,550mmの大型タイプまでさまざまな産廃コンテナ サイズがあり、現場の規模や産業廃棄物の量によって使い分けが可能です。
脱着装置付きコンテナ車(バッカン):産廃コンテナ サイズ一覧
脱着式コンテナは、バッカンとも呼ばれる鉄製の大型容器のことで、建築現場や工場などで出た産業廃棄物を一時的に保管するために使われています。
産業廃棄物がいっぱいになったら、そのままトラックに連結させて処理施設まで運びます。
正式名称は「脱着ボディーシステム」ですが、実際には新明和工業製造の「アームロール」や極東開発工業製造の「フックロール」という商品名で広く知られています。
※参照元
産廃コンテナサイズ(バッカン:産廃コンテナサイズ2㎥〜大型)
産廃コンテナサイズは幅広く、1立方メートルから30立方メートルを超えるものまでさまざまです。
以下に主な産廃コンテナ サイズの目安をまとめます。
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産廃コンテナ サイズ |
外寸(目安) |
主な用途・特徴 |
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産廃 コンテナ サイズ 2㎥ |
W900×D1,400×H1,600mm前後 |
小規模現場・スペースが限られる場所向け |
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産廃 コンテナ サイズ 3㎥ |
W1,000×D1,800×H1,700mm前後 |
一般的な建設現場・中小規模の排出現場向け |
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産廃 コンテナ サイズ 4㎥ |
W1,200×D2,000×H1,700mm前後 |
建設・解体現場での汎用サイズ |
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産廃 コンテナ 6㎥ サイズ |
W1,500×D2,500×H1,600mm前後 |
大型廃棄物・大規模現場向け。脱着装置付きコンテナの標準サイズ |
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8m3以上(8㎥ コンテナシート使用を含む) |
現場に応じ各種 |
大型現場・大量排出向け。産廃コンテナシート(8㎥ コンテナシート)での飛散防止が必要 |
どの産廃コンテナサイズを選ぶかについては、実際の現場の規模や周辺道路の状況を加味した上で判断します。
判断が難しい場合は依頼する収集運搬業者とよく相談しましょう。
コンテナを使った産業廃棄物の保管方法:産廃コンテナ飛散防止・カバー・ネット・蓋・シート
十分なコンテナを用意しても、保管方法が誤っていると廃棄物処理法違反になってしまう可能性があります。
それぞれのコンテナを使った産業廃棄物の保管方法について、よく理解しておくことが大切です。
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【産廃コンテナ 飛散防止・カバー・ネット・蓋・シートについて】 産廃コンテナ 飛散防止の手段として以下が活用されています。 サイズに合った飛散防止グッズを選ぶことが重要です。
①産廃コンテナ蓋(金属製のハードカバー) バッカンに固定する産廃コンテナ蓋で最も確実な飛散防止が可能。
②産廃コンテナカバー・産廃コンテナシート テント式の産廃コンテナカバーや防水産廃コンテナシートで覆う方法。 雨水侵入防止にも有効。
③産廃コンテナネット 軽量廃棄物の飛散防止に産廃コンテナネットが活用されます(ただし雨水対策は別途必要)。
④8㎥コンテナシート 8㎥以上の大型産廃コンテナには8㎥コンテナシートを使用して天井部全体を覆う方法が一般的とされています。 |
フレキシブルコンテナバッグの保管方法
フレキシブルコンテナバッグは布製のコンテナのため、使用前には必ず袋やベルト・ロープなどの装具に破損や不具合がないか確認しておかなければなりません。
とくにこれまで複数回使用したもの・屋外で保管していたものなどは紫外線の影響で劣化している可能性があります。
万が一、劣化に気が付かないまま使用してしまうと、内容物が飛び出したり保管中に落下したりして大きな事故を引き起こすリスクもあります。
また、フレキシブルコンテナバッグは袋状であることに加え汚泥など水分を含んだ産業廃棄物を保管することも多く、基本的には積み重ねて保管するには適していません。
ただし水分を含まない場合、またはフレキシブルコンテナバッグのままコンテナに保管するなど水分が絶対に漏れ出ない環境を作ることができる場合は最大3段(3m)までは積み重ねてもよいとされています。
なお、フレキシブルコンテナバッグは大きな木くずや金属片などの場合、袋を突き破ってしまう可能性があるため、細かい木くずやがれき類・ガラスくず・紙くずや繊維くず・汚泥などの保管に向いています。
※参照元
脱着装置付きコンテナ車(バッカン)の保管方法:産廃コンテナシート・産廃コンテナ蓋
脱着装置付きコンテナには天井部分の産廃コンテナ蓋がなく、処理物の産廃コンテナ飛散防止や流出・悪臭防止などに加え雨水が入らないように産廃コンテナシート(防水シート)で天井部分を覆うことが前提となります。
8㎥以上の大型の場合は8㎥コンテナシートを使用することも多いとされています。
金属製で水漏れの心配もないので、大型の木くずや金属片はもちろん、コンクリートくずや廃プラスチック類・動物の糞尿まであらゆる産業廃棄物の保管が可能です。
※参照元
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【産廃コンテナに入れてはいけないものは?】
・特別管理産業廃棄物(強酸・強アルカリ・感染性廃棄物など) 通常の産廃コンテナとは別の専用容器が必要とされています。
・一般廃棄物(家庭ごみ等) 産廃コンテナは産業廃棄物専用のため、一般廃棄物の混入は廃棄物処理法違反となります。
・許可範囲外の廃棄物 収集運搬業者の許可範囲外の廃棄物を混入することも違反となります。
産廃コンテナに入れてはいけないものは?の詳細は、収集運搬業者または管轄の都道府県担当窓口でご確認ください。 |
収集運搬業者によるコンテナの設置・管理・回収:産業廃棄物コンテナ料金
現場で出た産業廃棄物の収集運搬は誰でも自由に行えるものではなく、都道府県知事から「産業廃棄物収集運搬業許可」を受けた業者のみが行える作業です。
そのため、収集運搬業者は排出事業者から委託を受けて産業廃棄物の収集運搬を行います。
流れとしては、まず現場の規模や周囲の環境などについて排出事業者とよく話し合った上でコンテナを選び、敷地内にコンテナを設置します。
回収については、産業廃棄物が一定量に達した時点で連絡が来て回収に向かうケースと、定期的に回収に行くケースがあります。
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【産業廃棄物コンテナ料金について】 産業廃棄物コンテナ料金の一般的な構成として「コンテナレンタル料 + 運搬費 + 処分費」で算出されることが多いとされています。 産業廃棄物コンテナ 料金の相場は地域・業者によって差があるため、複数の収集運搬業者から見積もりを取ることをお勧めします。 |
その際、いつどこにどの産廃コンテナサイズのコンテナを設置したのかを正確に把握できるよう、Excelや専用システムを活用して設置住所や日時などの管理が大切です。
専用システムを導入することで、設置住所や日時の管理だけでなく、効率よくコンテナを回収・設置できるルートの作成も可能です。
※参照元
まとめ:排出事業者と収集運搬業者で相談しながら産廃コンテナとはを正しく理解して選ぼう
建築現場などで使用されている産廃コンテナとは何か・種類・産廃コンテナ サイズ(産廃コンテナ サイズ2㎥〜産廃コンテナ6㎥ サイズ等)・産廃コンテナ飛散防止(産廃コンテナカバー・産廃コンテナネット・産廃コンテナ 蓋・産廃コンテナシート・8㎥コンテナシート)・産廃コンテナに入れてはいけないものは?・産業廃棄物コンテナ 料金などについて解説しました。
産廃コンテナとはどのような用途でも使える万能容器ではなく、廃棄物の内容や現場の環境などさまざまな条件を加味した上で、種類や産廃コンテナ サイズの選択が大切です。
排出事業者と収集運搬業者がよく話し合い、より安心・安全な運用ができるよう心がけましょう。
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