導入事例 CASE STUDY

「手書きからの脱却」から始まったDX。
現場とともに進化する環境将軍R

  • 公開日:2025.11.20
  • 更新日:2025.11.20
今回は、茨城県で産業廃棄物の収集・運搬・処分を中心に事業を展開している株式会社関商店様。
持続可能な社会の創造を目指し、自社で収集した廃棄物からつくる固形燃料RPFの開発・提供にも取り組むなど、地域と環境を支える企業です。
同社が20年以上にわたり、『産廃将軍』から『環境将軍R』へと将軍シリーズの製品を活用し、業務改善とDXを推進してきたその歩みを伺いました。
※『産廃将軍』:産業廃棄物の収集・運搬業務に特化したJEMSのシステム(環境将軍Rの前身となるモデルで、現在はサービスを終了)

課題

伝票や計量、マニフェスト、請求書まで手書きで対応していたため、正確性や効率に課題があった

 

効果

帳票の出力・管理を自動化し、業務効率が大幅に改善

課題

伝票や計量、マニフェスト、請求書まで手書きで対応していたため、正確性や効率に課題があった

 

効果

帳票の出力・管理を自動化し、業務効率が大幅に改善

請求書発行時にシステムへの二重入力が常態化していた

 

請求システムと『環境将軍R』の連携により、二重入力を解消

請求書発行時にシステムへの二重入力が常態化していた

 

請求システムと『環境将軍R』の連携により、二重入力を解消

顧客提案や社内営業戦略立案において、根拠が漠然としていた

 

蓄積したデータを活用し、数字を根拠にした戦略の提案・議論が可能に

顧客提案や社内営業戦略立案において、根拠が漠然としていた

 

蓄積したデータを活用し、数字を根拠にした戦略の提案・議論が可能に

<目次>

インタビュー企業様のご紹介

  • 会社名

    株式会社関商店

  • 事業内容

    産業廃棄物の収集・運搬・処分、RPF(新型固形燃料)の製造・販売、環境プラントの販売 など

  • 地域

    茨城県

  • 従業員数

    約120名

インタビューを受けてくださった方

清水 陽麻 様

・管理部 副部長

斎藤 秀行 様

・RPF企画開発部 係長

導入商品

環境将軍R

導入前の課題

手書き業務の限界とシステム導入のきっかけ

もう20年以上前の話になりますが、当時は伝票も計量票もマニフェストも請求書も、全部手書きでした。字が読みにくかったり、計算ミスが出たりして、間違えたら最初からやり直し。正直「これはもう限界だな」と思っていました。
さらに、請求書を発行する際には、別の経理システムに再入力する必要があり、二重入力が当たり前になっていました。効率も正確性も、今から思えばかなり課題が多かったですね。

JEMSとの出会いと導入の決断

JEMSとの出会い

そんなとき、当時の部長が「さすがにどうにかしないと」と動いてくれて、JEMS(当時はエジソン)を見つけてくれました。
環境展で見つけてきたのか、茨城の業界内で紹介されたのかは定かじゃないんですが、同じ茨城県内ということもあって、親近感がありましたね。
当時は今ほど廃棄物管理システム自体が多くなかった時代で、全国でも2~3社くらいしかなかったと思います。

初期導入時の戸惑いと工夫

現場での試行錯誤

最初に画面を見たときは、“ちょっと面倒そうだな”って思いました(笑)。
それまで手書きに慣れていた社員にとって、パソコン入力はハードルが高かったですし、現場特有の処理──たとえば“パレット引き”みたいな作業には最初は対応していなかったんですよ。
でも、そこは現場で工夫しながら運用を続けるうちに、徐々に社内に定着していきました。「パレット引きは二度打ちにして、控除処理をすればいいんじゃないか」 など、みんなで試行錯誤しながら自社にあった使い方を見つけていきました。
当時はカスタマイズ機能もなかったので、既製のまま使うしかなかったんですけど、それでも「便利だな」と思える場面は増えていきましたね。

『環境将軍R』への移行とクラウド版の印象

弊社の『産廃将軍』は、2019年に外部ツールとの連携などの機能をより強化した『環境将軍R』へとリニューアルしました。
『産廃将軍』のサポート終了に伴い、株式会社関商店様にも『環境将軍R』へ移行をしていただいています。
ここからは、『環境将軍R』移行後のお話を伺います。

サポート体制と対応力

“できません”で終わらない対応力

私が関わるようになったのは、ちょうどクラウド版に切り替わってからです。最初は正直、ちょっとレトロな印象を受けました。でも、“クラウドなのにカスタマイズできる”というのは新鮮でしたね。
SEの方がしっかり伴走してくれて、「こうしたい」と要望を出すと、ちゃんと一緒に考えてくれる。そこが他社とは違うなと感じました。
営業担当者さんも現場まで来て使用感を聞いてくださって、必要に応じて改善してくれるので、とても頼もしいです。
他社のシステムも見たことはありますが、JEMSさんは「それはできません」で終わらないんです。
「どうすれば実現できるか?」「他に良い方法はないか?」を一緒に考えてくれる。
その姿勢があるから、安心して相談できますし、信頼もしています。

導入後の効果と業務改善

『環境将軍R』の導入によって、どのような変化がありましたか?

取引先や請求先ごとに帳票を管理できるようになったので、顧客管理もずいぶん楽になりました。以前は、どこに何を出したかを探すのも一苦労でしたから。
それに、受入量などのデータを可視化できるようになったことで、“なんとなくこうだろう”という感覚ではなく、リアルな数字で現状を把握できるようになりました。
根拠のある数字を用いることで、お客様への提案や社内での対策も、説得力が高められるようになったのも大きな変化の一つです。

業務の“要”になった環境将軍R

日々の売上管理や帳票出力は、もう“無いと困る”レベルですね。Excelに落として加工もできるし、営業にもすぐ共有できる。
経営層への報告資料にも使っていて、常務がそれをもとに説明資料を作っていると思います。

データ活用と営業戦略への貢献

営業にも活きるデータ

売上の増減をランキング化して、営業会議で使っています。「前年同月と比べてどうだったか」を数字で見られるので、肌感覚じゃなく、根拠を持って話ができるようになりました。
アカウントを持っていない営業のメンバーにもデータを共有し、「自分で見て、考えて、動く」スタイルが浸透。ヒアリングシートや行政報告にも活用され、業務全体の質が向上しています。

導入前後のギャップと進化

“手書きから自動化”への進化

正直、最初は「ちょっと複雑かも」という印象でした。『産廃将軍』と比べて設定作業も増えてしまって、一時的に業務が大変になったのは事実です。
でも、設定やカスタマイズを一通り終えて、操作に慣れてからは、「これはもう別物だな」と思えるくらい進化したと感じています。
今では、廃棄物の収集・運搬・処理にかかわるすべての工程を自動化してくれるシステムになりました。
サポートセンターと何度もやりとりを重ねて、ここまで来たので、「JEMSさんと一緒に育ててきたシステム」という実感がありますね。

今後の展望

『株式会社関商店』とRPFの認知拡大を目指して

当社は、廃棄物を原料とした固形燃料RPFの製造を通じて、循環型社会の実現に取り組んでいます。
今後はRPFの普及とともに、関商店の認知度をさらに高めていきたいと考えています。
また社内では「環境将軍R」を活用し、帳票や会議の質を一層向上させていく予定です。

業界全体のDX推進に向けて

業界全体でDXを進めていくことも重要だと考えています。
当社は『産廃将軍』や『環境将軍R』の導入によりペーパーレス化を実現しましたが、業界内では依然として手書きや紙文化が根強く残っています。
このままでは若い世代にとって魅力ある職場とは言いづらいでしょう。
将来的には、スマホやタブレットでの入力や、請求書・帳票の電子化が当たり前になるような業界を目指していきたいと思います。

JEMSのシステム導入を検討している企業様へ

JEMSのシステム導入を検討している企業に向けて一言おねがいします!

『環境将軍R』は、搬入から売上、請求までを一気通貫で管理できる点が最大の魅力です。業務効率の向上はもちろん、情報の一元化による可視化や帳票作成の利便性も大きなメリットです。
導入後も、柔軟なカスタマイズ対応と実績豊富なサポート体制が心強く、安心して使い続けられます。 機能性と対応力の両面で、業務改善に悩む企業の心強い味方となってくれるはずです。

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