B社様
動態管理システムにより安全、且つ計画的な配送を実現
案件概要
企業名:B社
- GPS
- リアルタイム監視
- 動態管理
- 見える化
- 解体工事
- 車載端末
- 輸送管理
- ⼟⽊・建設
- 業種:建設業
- 事業紹介:建築工事、土木工事など
- プロジェクトの期間:2019年5月~
背景
B社様は、新病院建設のため旧病院の解体工事を行うこととなり、解体工事にて発生するがれきを、
- 輸送実績(履歴)を残したい
- 輸送車両の情報をリアルタイムで監視したい
- ドライバー本人かどうかを確認できる仕組みにしたい
というご相談をいただきました。
お悩み・課題
- 配送計画に従った輸送
がれきを処分場所まで安全、且つ計画的に輸送するためには、配送計画に従ってドライバーに輸送してもらう必要があるため、配送計画(輸送ルート)のナビゲーション機能を希望されました。 - 輸送車両のリアルタイム監視と移動軌跡の記録
複数の車両の現在の作業状況や位置情報を一元管理する必要があります。また、それぞれの車両の輸送実績は記録として残り、後から確認できる機能を希望されました。 - シンプルなUI画面
ドライバーの方々の年齢が幅広いため、必要な機能が備わっていることに加え、だれでも簡単に使用できる仕様を希望されました。 - ドライバーの認証
事前に教育を受け、事前に登録されているドライバー本人かどうかを確認する機能を希望されました。
課題解決策
- 自動計算による配送計画
配送可能時間、出発地、車両数、配送先などを選択すると、システムが最も効率的な巡回ルートを計算し、配送計画を登録します。この配送計画は、各車両のドライバーが車載端末(スマートフォン)から確認できます。 - ステータス管理機能
輸送車両に車載端末(スマートフォン)を車載させ、その車載端末中のアプリにてドライバーの方にステータスをタップして頂くことで、各車両のステータスの管理ができます。アプリにてステータスをタップして頂くのみ、という非常に単純な作業であるため、幅広い年齢のドライバーの方々にも簡単にご使用いただいております。 - リアルタイムドライバーマップ
輸送車両に車載端末(スマートフォン)を車載させ、その車載端末より車両の位置情報を取得し、稼働中の全輸送車両の位置情報や作業状況をリアルタイムドライバーマップにてリアルタイムに確認することを可能としました。このリアルタイムドライバーマップは、ブラウザの更新をせずに、5秒に1回 自動的に車両アイコンの位置や情報が更新される画面で、地図上にドライバーの位置を示す車のアイコンが表示されており、クリックするとドライバー名と更新情報が表示されます - 車両ごとの過去トレース情報照会機能
ドライバーごとの移動記録(運行軌跡)の閲覧を可能としました。時間(いつ)、場所(どこで)、作業(どの作業をして)、軌跡(どのルートで移動したのか)という履歴をもとに、最適なルートを検討し、経済運転等を考慮することができます。 - ドライバーのマスタ登録・参照
ドライバーが積み込み前に、システムのマスタデータ(車両・ドライバー)を参照し、事前登録内容と簡単に突合できるUIに変更しました。また、ドライバー一覧の画面にてドライバーの顔写真を登録すると、一覧画面に顔写真が表示され、リアルタイムドライバーマップ上のアイコンも顔写真になるという機能を追加しました。
結果
リアルタイムドライバーマップは、ドライバーのステータスごとにアイコンの色が変わるため、一目で輸送開始、輸送中、搬入済の判定を行うことができます。ドライバーの情報、作業情報、位置情報など、必要な情報がすべてこのリアルタイムドライバーマップ一画面で確認できるため、監視員の工数を最小限に抑えることができました。
UI画面例
車載端末(スマートフォン)アプリ
管理画面(PC)
備考・その他
- 車載端末(スマートフォン)
端末による位置情報取得エラーやシステムの不具合を防止するために、運搬車両での稼働実績がある富士通製「Arrows」端末を指定端末としております。